
薄暗いトコでデジタルカメラを使って撮影するとき、気をつけることはまず「手ぶれ」ですね。最近のトレンドである超小型、超高解像度のコンパクトデジタルカメラは、小さなレンズ→小さなCCD→それなのに500~700万画素とかだから画素が超細かい→一画素あたりの感度低い→ノイズ多くなるから暗いトコではシャッタースピード遅くしないと真っ黒。というようなことになりやすいのでしょう。実際はそれぞれの機種で取り組んでいる解決策もいろいろで、一概に小さいデジカメは暗いトコ弱い、と言うことはできないのでしょうが。
パナソニックのLUMIXシリーズは「光学式手ぶれ補正」を搭載し、そういったシャッタースピードがどうしても上げられない時に手ぶれ自体を制御してブレを防ぎます。しかし歩きながら、とか、被写体が激しく動いてる場合には意味がなく、なんとなく危ういところがありました。そんなとこで今回フジフィルムが「FinePix F10」で出した答えは、高感度でもノイズの少ない画像を撮れるCCDを開発し、暗いところでも速いシャッターが切れるようにするということ。確かに、感度が二倍になればシャッタースピードは二倍の速さで押せるわけで、もし高感度によるノイズが抑えられていれば、それはつまりちょっと幸せになるわけです。普通、このクラスのコンパクトデジタルカメラは、感度をISO50~100、高くてもISO200の間で自動設定しています。それ以上だととたんにノイズが激しくなり、使い物にならないことをわかっているからです。なのでちょっと暗くなると1/15秒や1/8秒といった、相当脇シメて気合入れて動かないようにするか、三脚使わないとケッコーブレちゃうスピードに設定されます。ですがこの機種ではオートでISO800まで、最高ISO1600というところまで高感度での撮影が可能になっているそうです。それでいて、ノイズが圧倒的におとなしい。高感度。もしかしたらこれこそコンパクトカメラが追求すべきところなのでは?とも思うほどのデカい一手です。
最近では一眼レフタイプのレンズ交換式デジタルカメラが急激に市場を広げていて、そういったコンパクトデジカメの限界をみたユーザー達は積極的にそっちへ移行しています。しかしやはり気軽に持ち歩ける高画質。それはこれからもずっと人気だろうし、どんどん進化してほしいところでもあります。今回の「高感度化」への流れなど、積極的に弱点を克服しようとする技術者たちの姿勢。これからも期待していいんだなぁと思わせてくれます。
Finepix F10
http://www.finepix.com/promo/f10/index.html
Kato Takafumi : 1:09 PM